2016/09/08 18:23

みなさんこんにちは。

先日湘南T-SITEにて杉本薬局の杉本格朗氏による漢方ワークショップが開催されました。



カウンセリングシートにて身体の悩みやその日の体調をチェックし、それに応じた生薬を選んでいき、自分にピッタリの漢方茶やお香を作ります。

アットホームな雰囲気で、リラックスして楽しんでいただきました。


<漢方茶作り>




<塗香作り>


次回開催は9月19日(月・祝)です。おかげさまで漢方茶作りの会は定員に達しました。

塗香の回はまだ受付中ですので、ご興味ある方はお早めに!

http://real.tsite.jp/shonan/event/2016/08/post-827.html

相談薬局の人気相談員ならではの漢方トークも非常に興味深いですよ!


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さてここで、せっかくですので「塗香(ずこう)」について少しご紹介させていただきましょう。

もともとはお寺でお経を上げたり写経をしたりする前に、邪気を祓い、心身を清めるために使用するパウダー状のお香です。

周囲に広く香る香水や揮発性のオイルとは少し異なった、控えめで上品な香りとして人気や注目度がアップしているのをご存知でしたか?!


仏教では、人には「身」「口」「意」の三つの穢れがあるといわれ、身体に直接塗り込んだり微量を口に含んだりすることで身を清め、その香りを嗅ぐことで心を浄化する効果があるとされています。参拝者用として用意されているお寺も少なくないようです。




高野山や唐招提寺、金剛寺などのオリジナルブレンドがネットで人気だそうですが、香りの好みは本当に人それぞれですし、同じブレンドだとしても原料の質によって香りの質に差が出ますので、やはり現物を試してみることが大切だと思います。

(※今回のワークショップでは、とても質の高い原料のお香を用意していますよ!)


ちなみに、塗香ブレンドあるあるですが、クローブやターメリックの強いブレンドだと、カレーやインド料理屋のような香りになってしまいます。

白檀を多く使ってしまうと「ザ・お線香」といった匂いになるかもしれません。

優しくフルーティーな、静かに癒される香りを作ってらっしゃる参加者の方もいらっしゃったようです。

いろいろ試しながら、自分の本当に好きな(リラックスできる)匂いを探してみてください。




衣類や布小物にふりかけても良いですが、手のひらや手の甲でこすり合わせ温めることで、使用者だけの香りの変化を楽しめます。例えば、使用した瞬間はスパイシーな香りでも、徐々に甘く深みのある香りに変化する、、、などです。


心身を清めたい時はもちろんですが、仕事の合間や就寝前などのリラックスしたい時、集中力を高めたい時、緊張や興奮など自律神経の乱れを和らげたい時にもおすすめです。


9月19日(月・祝)15時からのワークショップ「塗香(ずこう)作り」は、もう少しだけお席に余裕があります。

なかなかできない体験ですので、ぜひご参加ください!

http://real.tsite.jp/shonan/event/2016/08/post-827.html