2022/12/10 13:31

こんにちは。かまくら晴々堂です。
小春日和の暖かさが嬉しい頃となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、以前から茶席『時雨』の円窓の風景写真をよく見かけ気になっていました、国指定重要文化財『一条恵観山荘』に行ってまいりました。
江戸時代の後陽成天皇の第九皇子である一条恵観公が和歌や茶の湯、絵画、香などに精通した方で、1646年頃に京都の西賀茂に茶屋として建立したのが始まりと伝えられています。京都『桂離宮』に並び、当時の朝廷文化を伝える貴重な遺構です。
400年前に造られた山荘が、鎌倉の古くから流れる滑川や岩山の風景と合い自然の美しさというものを感じる空間だなと思いました。また庭園の彼方此方に置かれた手水鉢に綺麗に飾られた花々が印象的でした。
穏やかな時の過ごし方は昔も現代も同じだったかも知れない、などと感じて美しい庭園と茶屋山荘を観てまいりました。良い時間でした。
こちらの『一条恵観山荘』の年内開園は今週末まで、入園時間も午後3時30分となっております。もしお出かけになられる際はそちらもお気をつけくださいね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
では素敵な週末をお過ごしくださいませ。